こんにちは。
今日は、私が長野へ移住することになったきっかけについて、少しだけ振り返ってみたいと思います。
看護師として長く働いてきました。
仕事は好きでしたが、40歳を手前にしてふと思ったんです。
「このまま定年まで走り続けていいのかな?」
「いつか辞めたら、自分は何をしたいんだろう?」
そんなことを考えていた頃、異動の辞令がありました。
毎日20時、21時に帰るのが当たり前の毎日。
気づけば心も体もすり減っていて――
「いっそ辞めて、山小屋で働こう」
そんな突拍子もないような決意を、自然に受け入れていた自分がいました。
山が好きでした。
自然の中で過ごす時間が何よりの癒しでした。
だけど、実際に飛び込んだ山小屋での生活は、想像の何倍もきつくて。
毎朝早く、重たい荷物を運び、風の音と戦いながら寝る日もありました。
正直、何度も「もう帰りたい」と思いました。
でも――
あの場所で出会った人たち、見た景色、流れた時間は、
かけがえのない経験でした。
その中で自然とつながっていくご縁があり、
私は長野への移住を決めました。
あれから、ちょうど2年。
今は新しい家族も仲間に加わり、
自然のそばでのんびりとした毎日を送っています。
「好きなことにまっすぐでいてもいい」
「人生はやり直せるし、広がっていくものなんだ」
そう思わせてくれたのは、
山と、出会った人たち、そしてあの決断をした自分自身です。
もし、あのときの自分に声をかけられるなら、
「その選択は、きっとあたたかい未来につながっているよ」
と伝えてあげたい。
そんな気持ちを込めて、今日はこの文章を書きました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
これからも、長野での暮らしや感じたことを、少しずつ綴っていけたらと思います🌿

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