「標高3000mでの暮らし。雪かき、息切れ、そして最高のごはん」

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こんにちは。
今回は、山小屋で過ごした日々について書いてみます。


山小屋での生活は、とにかく朝が早い

早いときは3時起き、
遅くても6時には動き始める毎日でした。

一応、朝と午後に2回休憩があるものの、
早出だからといって早く帰れるわけではなく、
仕事が終わるのはだいたい19時半くらい


仕事内容は、

  • お客様の部屋案内
  • 売店の担当
  • 食事の準備
  • 掃除 など。

標高3000mという高地で、
マスクをしながら1階から4階までお客様を案内するのは、
想像以上にしんどかったです。
とにかく、息が切れる切れる……。


男子スタッフには外作業もあって、
この時期はまだ小屋の大半が雪に覆われていたため、
雪かきから一日が始まります。

これがまた、とんでもない体力仕事
でも、壮大な景色の中で汗をかきながら働くのは、本当に気持ちがよかったです。

なにより、毎日食べるごはんが最高においしかった。


ちなみに、
標高が高いと普通にごはんを炊いてもあまり美味しくならないのですが、
ここでは大きな圧力鍋で炊き上げるので、
ふっくらつやつやに仕上がっていました。

冷凍庫やオーブンもあるので、
お刺身などの生ものは滅多に出ないものの、
ほとんどの食事は手に入る環境でした。

厨房担当さんたちが毎日工夫して作ってくれて、
毎日のごはんが本当に楽しみだったなぁ。


夕食後は、それぞれ自由時間。
大抵は食堂に集まって、お酒を飲んだり、ゲームをしたり。

毎日衣食住を共にするので、仲良くなるのも自然と早く、
長期スタッフ同期の5人ともすぐに打ち解けました。

同期のメンバーは、

  • 元消防士
  • 元パン屋さん
  • 教員免許を持っている人
  • 作業療法士

など、職業もさまざま。おかげで焼きたてのパンも食べられました
話をしているだけで新しい世界を知れる毎日でした。


そういえば、
このブログの名前にもなっている「ちゃんにゃん」の「ちゃん」という呼び名は、
この時についたあだ名がきっかけです。

先輩に「お前は〇〇ちゃんじゃなくて、もう『ちゃん』でいいよ!」と、
軽いノリで付けられたあだ名。

最初は「ちゃんってなんやねん」と思ったけれど、
気づけばみんなから「ちゃん!」や「ちゃんさん」と呼ばれるようになり、
今ではすっかり気に入っています。

今となっては、あの先輩に感謝しています。


厳しいけれど、
自然の中で、人と助け合いながら過ごしたあの時間は、
かけがえのない宝物です。

また、あの空気に包まれた朝を味わいたいなと、
ふと思い出すことがあります。

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